アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ
平成21年5月23日
22日夜行われた総理主催晩餐会における麻生総理とモリ・ミクロネシア連邦大統領及びトリビオン・パラオ大統領とのやりとりの概要は以下のとおり。
1.麻生総理は、1時間以上に亘って晩餐会に同席したモリ大統領及びトリビオン大統領との間で、社交的な話題に加え、二国間関係についても会話を行った。日本とミクロネシア地域の国との間には歴史的な絆で結ばれた友好国であり、終始和やかな雰囲気であった。
2.特に、ミクロネシアとの関係では以下のやりとりがあった。
(1)二国間関係
(イ)モリ大統領より、概要以下のとおり発言。
現在日本の経済協力により工事が実施されている首都ポンペイ空港の拡張工事は、2011年に滑走路延長が完了する予定であるが、その暁には大きな機体の航空便が発着できるようになると見込まれる。その際には、是非貴総理のミクロネシア連邦訪問を検討いただきたい。
(ロ)これに対し麻生総理より、お申し越しに謝意を表しつつ、昨今日本では小回りの利く燃費の良いジェット機も開発、生産されているので、貴国とわが国との行き来は更に容易になっていくであろうと述べるところがあった。
(2)気候変動
(イ)モリ大統領より、概要以下の通り発言
日本の今回の島サミットにおける環境・気候変動問題に関する支援策を高く評価しつつ、実際の支援を実施するに当たって、小さな島国のニーズも汲み取った形で支援を行ってほしい。
(ロ)かかるモリ大統領発言に対し首肯しつつ、麻生総理より概要以下の通り発言。
気候変動問題では、年末にコペンハーゲンで開催されるCOP15において、全ての主要経済国が責任ある形で参加する、公平で実効的な次期枠組み合意を目指すことが重要であり、ミクロネシア連邦とも連携・協力を図っていきたい。