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日メキシコ首脳会談の概要

平成20年7月9日

(写真)(写真)

 7月9日午後6時35分より、約20分間、福田総理はカルデロン・メキシコ大統領とザ・ウィンザ-ホテル洞爺で会談したところ、概要以下のとおり。

1. 総論

 冒頭、総理より、治安、税制、エネルギ-改革等へのカルデロン大統領の果敢な指導力に敬意を表した。カルデロン大統領からは今回のサミットは近年行われたサミットの中でも最も成果が上がったとして、その成功を祝するとともに、議長としての総理の指導力に感謝する旨述べた。

2. 気候変動

(1)総理より、先般の中米・カリブ首脳会議において、日本の提案をカルデロン大統領より評価頂き、大変勇気づけられたと述べた。これに対してカルデロン大統領より、日本の指導的役割を評価しつつ、本問題への取り組みには、必要な技術支援などを前提としつつ、先進国と途上国がともに責任を担ってゆくべきであると述べた。また、両国首脳は、今後の対応について、引き続き緊密に協議していくことを確認した。

(2)総理より、カルデロン大統領が高い関心を示している省エネ技術について、我が国専門家の派遣、メキシコ関係者の訪日招聘等、我が国の経験を共有するなど日本側の官民で共に推進したい旨述べた。カルデロン大統領より、日本の協力への期待が示された。また、メキシコが提唱している緑の基金について説明があった。

3. 日墨関係

(1)両国首脳は、日墨EPAによって貿易・投資関係が増進のみならず、緊密に協議を重ねたことにより、協定が強化されているとの認識を示した。

(2)総理より、カルデロン大統領のエネルギ-分野での協力、メキシコの国家インフラ計画が両国経済の更なる強化につながることへの期待が示された。カルデロン大統領からは、国家インフラ計画への日本の関心に応えるべく、関係閣僚の派遣など積極的な情報提供を行っていきたい旨述べた。

(3)総理より、2009年から2010年にかけて交流400周年にあたるところ、この機会に一層の交流促進をはかることを提案したところ、カルデロン大統領も同意した。

(4)総理より、カルデロン大統領の訪日を招請したところ、カルデロン大統領は来年訪日する意向を示すとともに、総理の訪墨を招請した。

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