アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ
平成21年11月16日
11月14日午後6時26分より約30分間、鳩山総理はカルデロン・メキシコ大統領とサンテック国際会議場で会談したところ、概要以下のとおり。
冒頭、総理より、カルデロン大統領が日本メキシコ交流400周年の名誉総裁に就任されたことに謝意を表明し、今後とも、両国で交流400周年を盛り上げ、二国間関係をより強化したいと述べた。
カルデロン大統領からは、総理の考えに同意しつつ、現在の良好な二国間関係をより増大させることが重要である旨述べた。
(1)両国首脳は、今後とも両国の戦略的パートナーとしての連携強化を確認した。
(2)総理より、これまで政策対話やEPAを通じて強めてきた両国間の連携を、人間の安全保障、開発、気候変動、軍縮等の地球規模課題に対処するよう更に拡げていきたい旨述べた。
(3)カルデロン大統領より、EPA締結により両国の貿易が拡大したことを挙げつつ、EPAの両国経済関係における重要性に言及した上で、現在行われている再協議の進展の必要性につき指摘した。
(4)これに対して、総理より、EPAの推進の立場を表明しつつ、再協議については実務的な協議を通じて誠実に話し合って解決していきたい旨応じた。
両国首脳は、COP15の成功の重要性及びそのための協力を確認するとともに、カルデロン大統領から、メキシコが提唱している「緑の基金」について説明したのに対し、総理より、日本は鳩山イニシアティブとして気候変動基金、適応基金、体制強化基金を提案していることを説明した上で、今後、どのような形で議論を進めていくか検討したいと応じた。