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日・マーシャル首脳会談

2009年5月22日

 22日、麻生総理は北海道トマムにおいて、第5回太平洋・島サミット(以下、島サミット)に出席のために訪日中のトメイン・マーシャル諸島共和国大統領と午後6時15分から約25分間日・マーシャル首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係

 麻生総理より、トメイン大統領に島サミット第1セッションでの発言につき謝意を表した上で、日本とマーシャルは主に漁業や経済協力を含め、幅広いパートナーシップを維持してきており、トメイン大統領と協力しつつ、この関係を更に深めていきたい旨述べた。これに対して、トメイン大統領より、暖かい歓迎及び二国間会談の機会を設定してくれたことに対する謝意が表された。

2.経済協力(含気候変動)

(1)トメイン大統領より、今回の島サミットのテーマである人間の安全保障、特に教育に関係した部分の提言を感謝する旨述べた。また、教育等に関係するいくつかの経済協力の個別案件につき、支援要請があった。これに対し、麻生総理より、マーシャルの開発に資する協力を最善の方法で行うよう検討したい旨述べた。

(2)また、トメイン大統領より、グローバルなエネルギー危機の中で島嶼国も影響を受けており、化石燃料に代わるエネルギーへの移行を進めている旨述べ、日本の最新技術を教示してほしい旨発言があった。これに対し、麻生総理より、化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして太陽光発電があり、日本はマーシャルに対して、「太陽光発電システム」設置のため、協力を実施する予定である旨述べた。

(3)また、トメイン大統領より、クールアースパートナーシップにおける日本のリーダーシップに対し、謝意が表されたのに対し、麻生総理より、引き続き、パートナーとして、マーシャルと協力を進めていきたい旨述べた。

3.国際場裏における支持

 トメイン大統領より、日本は国連安保理常任理事国に入るべきである旨マーシャルは常に主張している。また、IWCにおける日本の立場も支持している旨述べた。それに対し、麻生総理から国際場裏におけるマーシャルの支持に感謝する旨応答。

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