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日リビア外相会談

平成23年9月23日

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  1. 9月23日(金曜日),午前11時30分から約30分間,ニューヨークの国連本部において,玄葉光一郎外務大臣は,マフムード・ジブリール・リビア国民暫定評議会執行委員会委員長(Dr. Mahmood Jibril, Chairman of the TNC Executive Board)(首相に相当)と会談を行いました。
  2. 会談の概要は以下のとおりです。
    (1)玄葉大臣から,リビアが苦難の道を乗り越えて,新たな国造りを行える状況に至ったことを歓迎し,新しい政治プロセスの開始を期待する旨,また,リビア側からの要請があれば,民主化移行に向けた協力を行う用意があるとして,我が国の知見・経験や技術を活用しながら,国際社会と連携しつつ,リビアの国造りに貢献していく旨述べました。これに対して,ジブリール委員長から,日本は特別な関係を築ける可能性のある数少ない国の一つであり,二国間の発展に向けて意見を交換していきたいとの発言がありました。
    (2)また,玄葉大臣から,リビアの復興過程における我が国の貢献として,今般の紛争により負傷した人々への緊急の医療支援実施やカダフィ旧政権の凍結資産の一部解除を決定した旨伝えました。これに対して,ジブリール委員長から,そうした日本の貢献に対する謝意とともに,日本企業による投資を期待するとの発言がありました。加えて,同委員長より,戦闘で負傷した国民のために必要とされる義手義足を国内で生産すべく,先端的な技術を有する日本の企業によるリビア進出や日本企業による投資を要請したいとの発言があり,玄葉大臣から,具体的にいかなる対応が可能か検討したいと応じました。
    (3)玄葉大臣から,日本企業による対リビア投資も含め,今後の二国間関係について議論するためにジブリール委員長の訪日を招請したところ,同委員長より謝意が表されるとともに,適当な時期に訪日したいとの発言がありました。
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