アフリカ

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日・リベリア首脳会談について

平成19年3月12日

 3月12日、午前11時より約40分間、安倍晋三総理大臣は、総理官邸において、ジョンソン=サーリーフ・リベリア共和国大統領と会談を行った。

  1. 首脳会談においては、安倍総理より、リベリア大統領として初となるサーリーフ大統領の訪日を歓迎するとともに、アフリカ初の女性民選大統領として、良い統治(グッド・ガバナンス)と国民融和、復興に尽力するサーリーフ大統領のリーダーシップを評価する、と述べた。
  2. 続いて、安倍総理より、今般新たに、元児童兵・性的搾取・暴力被害者支援等の為に約226万ドル、食糧援助として約180万ドル、それぞれ国際機関を通じて支援を行うことを決定した、また、貴国の難民帰還の為に約250万ドルを国際機関を通じて支援することを予定している、と述べた。
  3. ジョンソン=サーリーフ大統領よりは、これまでの我が国の支援及び今般表明された「平和の定着」の取組に対する支援に対し深い感謝の意を表明すると共に、先日の日本による二国間経済協力再開の表明を受けた事務レベルの政策協議において、今後の支援方針が決定されることに強い期待感が表明された。また、サーリーフ大統領より、債務救済の要望がなされたのに対し、安倍総理より、リベリアの債務問題は理解する、G7や国際機関における議論の進展を期待する、と述べた。
  4. 両首脳は、両国は国際場裡における重要なパートナーであり、国連安保理改革や北朝鮮問題につき今後も連携・協力していくことを確認した。国連改革、安保理改革に関し、サーリーフ大統領より、日本が進めている人間の安全保障推進の観点から、6月末のアフリカ連合(AU)総会の機に自分からアフリカ諸国首脳に直接働きかけたい旨述べた。また、サーリーフ大統領より、昨年の北朝鮮人権状況決議支持は、リベリアの人間の尊厳・名誉との原則に沿うものであり、今後とも一貫した立場である旨述べた。
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