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(1)2月18日から25日の8日間、ブラジルより政界・法曹界において重要な地位にある日系人3名(マサミ・ウエダ司法最高裁判事、マウリシオ・ヤマカワ・パラナバイ市長、アウレリオ・ノムラ・サンパウロ市議会議員)を招聘。中南米の日系人を招聘し、被招聘者に日本との「架け橋」として一層積極的な役割を果たしてもらうことを目的とする本招聘プログラムの実施は、今回で44回目。
(2)本邦での主要行事は以下のとおり。
日付 | 主要行事 |
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2月19日(月曜日) | 「日本外交」に関する講義、「日伯関係」に関する講義 |
2月20日(火曜日) | NHK放送技術研究所訪問、永田建太郎日伯中央協会事務局長との懇談、二宮正人東京大学客員教授との意見交換、松島みどり外務大臣政務官との懇談 |
2月21日(水曜日) | 法務省訪問、涌井紀夫最高裁判所判事との懇談、松本有幸JICA理事への表敬、秋篠宮殿下への御接見 |
2月22日(木曜日) | JICA横浜訪問、塚田千裕海外日系人協会理事長への表敬、海外移住資料館見学 |
2月23日(金曜日) | 「日本政治・経済」に関する講義、早川勝豊橋市長表敬、在豊橋ブラジル人学校訪問 |
2月24日(土曜日) | 豊橋ブラジル協会との懇談 |
(1)各種会談・講義・地方視察等を通じて、我が国の政治・経済事情、議会制度・立法プロセス・刑事制度・文化・歴史等に関する被招聘者の知見が深まった。
(2)日伯交流年について、日本側の取り組みに対する被招聘者の理解が深まるとともに、地方レベルでの協力体制が構築される素地が形成された。彼ら日系人の指導的地位にある人物がこの時期に訪日したことは、今後の日伯交流年事業の推進に大きな意義がある。
(3)ブラジル逃亡犯罪人問題等在日日系人を巡る諸課題に対する我が国の取り組みや今後の方針についての被招聘者の理解が深まった。また、報道機関との懇談を通じて、本問題に対する日本国内の関心の高さを被招聘者が認識することができた。