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麻生太郎外務大臣とトンルン・ラオス副首相兼外務大臣の会談
(結果概要)

平成18年12月14日

1.12月14日(木曜日)、19時10分から19時40分まで、麻生太郎外務大臣は、ラオス人民民主共和国トンルン・シースリット副首相兼外務大臣と会談を行った。日本側より桂駐ラオス日本国大使、深田南部アジア部審議官、谷口外務副報道官他が、ラオス側よりスックタボン在京ラオス大使他が同席した。また、19時40分から21時10分まで、麻生大臣主催夕食会において引き続き意見交換を行った。

2.また、同日18時50分から19時00分まで、日ラオス両外相間で「第二次貧困削減支援オペレーション(Second Poverty Reduction Support Operation:PRSO2)」への5億円の円借款供与に関する交換公文の署名式を行った。

3.会談概要

(1)麻生大臣より、「自由と繁栄の弧」を作る上で重要な位置を占めるラオスの民主化、市場経済化を支援したい旨述べた。トンルン副首相より、外務省賓客としての招待及びこれまでの日本の支援に謝意が示された。

(2)麻生大臣より、「日本・メコン地域パートナーシップ・プログラム」として、ラオス及びメコン地域に対するODAを拡充すること、CLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)に対し約4000万ドルの新たな支援を行いそのうち約2000万ドルを「開発の三角地帯」支援に充てること、ラオスとの二国間投資協定交渉を開始すること及び投資環境整備のための官民合同対話を立ち上げること、並びに来年度に日本メコン地域閣僚会合を日本で開催したいと考えること等につき発言した。トンルン副首相より、投資協定交渉開始及び官民合同対話立ち上げに合意する旨発言があった。

(3)トンルン副首相より、ラオスへの投資・観光促進のため、明年1月1日より日本人に対する短期査証の片務的免除を実施したい旨提案があり、麻生大臣よりラオス側提案を歓迎した。

4.食事会概要

(1)トンルン副首相より、ラオス国内政治体制に関し、国民議会議員、党中央委員、党政治局員、閣僚を決定する各段階で選挙が行われており、民主的なプロセスが進展しつつあること等につき説明があった。

(2)麻生大臣より、拉致問題の重要性を訴えつつ、国連総会における「北朝鮮の人権状況」決議につき支持要請を行った。これに対し、トンルン副首相より鋭意検討するとの反応があった。

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