4月13日(火曜日)午後3時30分(現地時間)、核セキュリティサミット出席のため訪米中の鳩山総理は、ナザルバエフ・カザフスタン大統領との間で短時間の会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 鳩山総理から、核廃絶に向けたカザフスタンのイニシアティブを高く評価する旨述べ、これまでの日・カザフスタン非核化協力について核セキュリティサミットにおいても自分より言及した旨述べました。また、近年両国経済関係が進展していることに言及しつつ、特に、原子力分野において協力関係が進展する可能性が大きく、レアアース資源の共同開発についても協力関係が進展している旨述べました。さらに、先般署名された日・カザフスタン原子力協定に関し、これまでの協力に感謝するとともに、日本企業にとって投資しやすい環境をつくるよう協力を求めた上で、投資協定の早期締結を期待する旨述べました。
- それに対して、ナザルバエフ大統領から、日本企業がカザフスタンにおいて活発に活動されているが、分野は限られているので、今後各種分野での協力を活発化させたい旨述べました。また、自分が2008年に訪日した際に各種合意をしたが、その後着実にウランやレアアース資源の協力が進んでいて喜ばしい旨述べました。さらに、セミパラチンスク核実験場に関する日本の協力に感謝する旨述べるとともに、日本企業に対する投資環境については、自分としても留意していく旨述べました。最後に、チャンスがあれば、カザフスタンを訪問していただきたい旨述べました。