7月21日(水曜日)19時から約1時間,ベトナム・ハノイにおいて,第3回日メコン外相会議が開催されたところ,概要は以下のとおりです(我が国から,岡田外務大臣が出席。キエム・ベトナム副首相兼外相(議長),ハオ・ナムホン・カンボジア副首相兼外相,ニャン・ウイン・ミャンマー外相,カシット・タイ外相,アルンケオ・ラオス外相補佐官(外相代理)が出席)。会議終了後,議長声明が発出された。
1 日メコン協力
- (1) 岡田大臣から,これまでの日メコン協力の進展,特に昨年11月の日本・メコン地域諸国首脳会議以降,そこで合意された「東京宣言」及び「日メコン行動計画63」のフォローアップとして,日本が行ってきた取組を説明。また,「東京宣言」において開始することが明記された「グリーン・メコンに向けた10年」イニシアティブのコンセプト(PDF)
(各分野での取組(PDF)
)を紹介。
- (2) 各国外相から,日メコン協力の進展と今後の方向性について,概ね以下のとおり発言。
- ア 昨年11月の日本・メコン地域諸国首脳会議の開催や,2009年の日メコン交流年等,日メコン協力における日本のこれまでのイニシアティブを高く評価。
- イ 日本がメコン地域に対して行っている支援に対し感謝するとともに,これを高く評価。
- ウ ASEANの連結性向上については,日メコン協力の文脈においても日本からの協力を強く期待。
- エ 岡田大臣から紹介のあった「グリーン・メコンに向けた10年」イニシアティブのコンセプトに賛同。環境・気候変動への取組と両立する経済発展が重要。この分野における日本のイニシアティブに感謝するとともに,今後とも協力を強化していきたい。
2 地域・国際情勢
朝鮮半島,ミャンマー及び国連安保理改革について議論。そのうち,国連安保理改革について,岡田大臣から,安保理改革をしっかり前に進めていく必要がある,安保理改革に向けて日本とメコン地域各国の間で更に協力を進めていきたい旨発言。メコン地域各国外相から,安保理改革の必要性を強調したほか,常任・非常任双方の拡大が重要である旨発言。また,概ね日本の常任理事国入りに対する支持が表明された。
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