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リヴニ・イスラエル筆頭副首相兼外務大臣の安倍総理大臣表敬について
平成19年1月18日
- 安倍晋三内閣総理大臣は、1月18日(木曜日)11時20分から25分間、総理官邸において、来日中のツィピ・リヴニ・イスラエル筆頭副首相兼外務大臣の表敬を受けた。
- 安倍総理より、イスラエルが和平達成のために努力していることを評価している、中東和平問題の解決は、中東地域の平和と安定にとり不可欠であり、我が国としても、イスラエルとパレスチナの共存共栄の実現に向けて、引き続き積極的に取り組んでいく旨述べた。
- これに対し、リヴニ外相より、現在の中東は、過激派と穏健派の対立の構図となっており、国際社会は穏健派を助け、過激派の力を削がなければならない、この観点から、日本のアッバース大統領支援に感謝する旨述べた。
- また、安倍総理より、平和と繁栄の回廊構想を進めていくことが重要である旨述べたのに対し、リヴニ外相より、イスラエルとしても是非協力していきたい旨述べた。
- この他、イラン、北朝鮮情勢及び両国の核開発について意見交換を行った。この中で、特に、イランについては、リヴニ外相より、イランの勢力伸長に対して懸念が表明された。また、北朝鮮については、安倍総理より、拉致問題についてイスラエルの理解と協力を求めたのに対し、リヴニ外相より、イスラエルもハマスとヒズボラに兵士が拉致されており、日本国民の気持ちは十分理解しているので、イスラエルとしても協力していきたい旨述べた。