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ムカジー・インド外務大臣の塩崎官房長官表敬について

平成19年3月22日

 3月22日(木曜日)13時35分から約30分間、塩崎官房長官は、来日中のムカジー・インド外務大臣の表敬を受けたところ、やりとりの概要は以下のとおり。

1.冒頭

 塩崎官房長官より、(1)昨年12月のシン首相訪日の際の合意事項を着実にフォローアップし、戦略的グローバル・パートナーシップを構築することが重要。安倍総理訪印は、日印双方の都合の良い時期に実現したい。(2)日印間では重層的関係を構築する必要があり、政治・安全保障、経済、エネルギー、環境等の協力を進めていきたい。(3)日印間では今後、経済閣僚の往来も予定されており、閣僚レベルの対話も強化していきたい、と述べた。

2.米印合意

 ムカジー外務大臣より、インドが今後9-10%の経済成長を持続させるためには、クリーンエネルギーを確保する必要があり、原子力が必要になってくる。米印合意については、現在、米国とIAEAとの交渉を継続しているところであり、日本からも支持をお願いしたい、と述べた。

 塩崎官房長官より、米印合意に対するわが国の立場は検討中である。インドが米国やIAEAとの交渉状況につき、引き続き情報提供を行うことを期待する、と述べたところ、ムカジー外務大臣より、日本に対しては同交渉状況について、しっかり情報提供を行いたい、と述べた。

3.WTO

 塩崎官房長官より、ドーハラウンドについて、インドネシアと閣僚レベルの話し合いが行われていると承知しているが、インドとは共通の利益を有しているので、引き続き緊密に連携していきたい、と述べた。

 ムカジー外務大臣より、途上国の関心が適切に考慮されるべきことを重視して交渉している。ドーハラウンドは活性化されるべきであり、日本とは緊密に情報交換、意見交換を行っていきたい。

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