アジア

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

日印観光交流拡大のための共同声明
(骨子)

 日印両国が、観光分野で連携・協力を強化することは、アジアさらには世界における平和、理解、安定及び発展を実現する上で必要不可欠。
 両国は、国民間の交流拡大が、両国関係を強固にし、また、両国間の観光交流は今後拡大する潜在的可能性を有していると認識。
 以上を踏まえ、両国は、国民間の交流を促進し、観光分野における協力を強化するため、以下を確認する。

1.日印文化協定締結50周年に当たる2007年を「日印交流年」とともに、「日印観光交流年」としても位置づける。

2.両国は、以下の事業を展開する。

(a) 日本は、インドにおけるSATTE2007に出展。インドは、JATA世界旅行博等の行事に出展。

(b) 両国は、それぞれの国で、観光交流の拡大を目指したイベントを実施。

(c) 両国は、メディアや旅行会社の招聘事業、旅行会社に対する旅行促進セミナー事業を実施。また、映画ロケの活用などを通じた観光促進を検討。

(d) 両国は、観光資源の広報や観光関連印刷物の翻訳のため適切な措置を講じる。

(e) 両国は、観光関連の人材育成分野での協力強化に最大限努力。

(f) 日本は、引き続き、経済協力を通じた、インドの観光分野の開発に向けた支援を検討。

3. 両国は、ビジネス・観光での双方向の渡航を円滑化する査証発給手続の緩和を可能な限り早期に実行。

4.両国は、旅行者の安全確保、衛生の改善に最大限努力し、また旅行者の受入れ環境整備をさらに進展させる。

5.両国は、両国の交流人口を、2010年までの5年間で30万人に、さらに、2015年までの10年間で50万人に増加させることを目標とする。これらは、それぞれ、2005年の交流人口の2倍程度、3倍強に当たる。

6.両国は、観光交流の実績についてモニタリングし、さらなる観光交流拡大のための施策を検討するため協議する。

このページのトップへ戻る
前のページへ戻る | 目次へ戻る