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麻生外務大臣とスベリスドッティル・アイスランド外務・対外貿易大臣との会談
平成18年12月6日
12月6日11時30分過ぎから約1時間、麻生外務大臣は、飯倉公館にて訪日中のスベリスドッティル・アイスランド外務・対外貿易大臣と会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 冒頭、麻生大臣より、日・アイスランド外交関係開設50周年の記念すべき機会にスベリスドッティル大臣の訪日が実現したことを歓迎するとともに、先般行った講演(「自由と繁栄の弧」をつくる)に言及しつつ、普遍的価値を共有するアイスランドとの間で協力関係を一層発展させていきたい旨述べた。これに対し、スベリスドッティル大臣から、50周年の機会に訪日できたことを喜んでいる旨述べるとともに、麻生大臣が講演で示された日本外交の新機軸を歓迎しており、引き続き二国間関係の緊密化に努めたい旨応じた。
- 麻生大臣より、近年の双方向での二国間貿易の拡大や本年夏の経団連ミッションのアイスランド訪問等に言及しつつ、二国間経済関係のさらなる発展を期待する旨述べた。これに対し、スベリスドッティル大臣から、今後とも貿易・投資・観光などを一層拡大するため、様々な可能性を検討していきたい旨述べるとともに、FTAについても検討を期待する旨述べた。
- 麻生大臣より、安保理改革に関し、アイスランドが昨年のG4決議案の共同提案国として協力してくれたことに謝意を表するとともに、引き続き改革実現のために緊密に連携していきたい旨述べたのに対し、スベリスドッティル大臣より、アイスランドも安保理改革の実現は重要と考えており、引き続き協力していきたい旨述べた。
- スベリスドッティル大臣より、先般のリガ(ラトビア)でのNATO首脳会合に参加した旨述べつつ、アイスランドはNATO原加盟国の一つとして、NATOと日本とが協力関係を深めていくことを歓迎する旨述べた。これに対し麻生大臣より、本年5月にNATOの北大西洋理事会(NAC)を日本の外務大臣として初めて訪問した旨述べつつ、国際社会の平和と安定のための活動について日本とNATOとは方向性が合致しており、今後NATOとの関係を進展させていきたい旨述べた。