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平成18年11月13日
(1)クフォー・ガーナ大統領が11月9日から11日まで来日。今回の訪問は、先方希望によるもの(我が方招聘外の訪日)。中国・アフリカ協力フォーラムに出席の帰路、韓国に立ち寄り後、訪日(アクフォ・アドゥー外相他同行)。
(2)本邦滞在中の主要行事は以下のとおり。
(11月9日(木曜日) 日・ガーナ外相会談)
11月10日(金曜日) 日・ガーナ首脳会談
(注)クフォー大統領の訪日は、2002年10月の公式実務訪問、2003年9月のTICAD III出席以来約3年振り。小泉前総理とは、上記2度の訪日の際、及び小泉前総理のガーナ訪問時(2006年5月)に会談。
(1)良好な二国間関係の確認
首脳会談及び外相会談等において、日・ガーナ両国が良好な二国間関係を継続・強化すべく努めることで一致。安倍新政権の下でも、ガーナが引き続き対アフリカ経済協力の重点国であることを双方が確認。
(2)西アフリカ地域の平和と安定へのガーナの貢献の慫慂
首脳会談において、安倍総理より、ガーナが西アフリカ地域の平和と安定に積極的に貢献していることを高く評価し、日本としても、小型武器対策を含む治安やガバナンス等の分野で、ガーナを拠点とする地域での人材育成への協力を検討する用意がある旨表明しつつ、ガーナの取り組みの継続を慫慂した。これを受けてクフォー大統領よりは、地域の安定と発展に今後とも努力する意向を明言し、その努力の一環として、日本より小型武器対策のため警備艇の提供を求めたい旨の具体的協力要請があった。
(3)北朝鮮問題での協力
首脳会談及び外相会談の場において、北朝鮮の核問題や拉致問題について、日本の立場を説明し支持と理解を求めたところ、ガーナ側より日本の立場に同意する旨の発言があった。特に、人権状況決議案については日本を支持する旨クフォー大統領より明確に表明された。
(4)国連安保理改革に向けた協力
国連安保理改革については、早期の改革の必要性につき意見の一致をみるとともに、両国が引き続き緊密に協力していくことが確認された。