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日EU首脳協議について(概要)

平成23年9月22日

  • (写真)ファン=ロンパイ欧州理事会議長、バローゾ欧州委員会委員長と握手する野田総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)

 9月22日(木曜日),国連総会出席のためニューヨークを訪問中の野田総理大臣は,現地時間10時15分頃(日本時間22日(木曜日)23時15分頃)から約30分間,ファン=ロンパイ欧州理事会議長(H.E. Mr. Herman VAN ROMPUY, President of the European Council)及びバローゾ欧州委員会委員長(H.E. Mr. Jose Manuel BARROSO, President of the European Commission)と協議を行ったところ,概要は以下のとおり。

  1. 冒頭,ファン=ロンパイ議長から総理就任に対する祝意が表明された。これに対し野田総理から,東日本大震災後のEUからの支援に対し謝意を述べると共に,日本の最優先課題である震災からの復興や経済成長に向けて取り組んでいく,さらにグローバルな面でも積極的貢献を行っていく旨述べた。
  2. 原発事故に関連し,ファン=ロンパイ議長より,福島第一原発事故はヨーロッパの原子力政策にも大きな影響をもたらしたが,原発の安全性確保は日EUの共通の責任である旨述べたのに対し,野田総理より,今般の事故の教訓を正確かつ迅速に国際社会に共有し,国際的に貢献していきたい旨述べた。
  3. また,野田総理より,本年5月の日EU定期首脳協議で日EU・EPA及び政治分野での協定について交渉のためのプロセス開始に合意したことに関し,基本的価値を共有するグローバル・パートナーとして高いレベルでの経済連携を目指し,議論を加速化させていきたい旨述べた。これに対し,バローゾ委員長より,EUは先の合意を進めていくことに完全にコミットしており,日本とEUには協力の多大な可能性がある旨述べた。
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