22日(水曜日)15時10分頃(ニューヨーク時間,日本時間23日午前4時10分頃)から約35分間,国連総会出席のためニューヨークを訪問中の前原外務大臣は,現地EU代表部にて,アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表との間で,日・EU外相協議を行ったところ,概要以下のとおり。
1.日・EU関係
- (1) アシュトン上級代表より,前原大臣の外相就任に対し祝辞があり,今回多忙な中でバイ会談の時間がとれてうれしい,日EUは価値観を共有するパートナーであり,大きな潜在力を有している,世界の様々な課題に対して協力していきたい,と述べました。
- (2) 前原大臣より,日EUの関係強化を望んでおり,アフガニスタンやソマリア沖海賊対策など様々な協力案件があるが,より強固な関係を築くためにも日EU・EPAを早く締結したい旨述べました。
2.国際情勢
- (1) アシュトン上級代表より,最近の中国の動向と日中関係について照会があり,前原大臣より最近生じている事実関係及び我が方の立場と見方を適宜説明しました。また,アシュトン上級代表よりEUの立場・見方及び,今月行われたアシュトン上級代表と戴秉国国務委員との間のEU中国戦略対話について説明がありました。 (2) また,両外相はイランの核問題を巡る国際情勢について意見交換を行いました。