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日エジプト外相会談について

平成23年9月21日

  • (写真)アムル・エジプト外務大臣と握手する玄葉外務大臣
  1. 本21日(水曜日),午前8時15分から約30分間,ニューヨークのインターコンチネンタルホテルにおいて,玄葉光一郎外務大臣は,ムハンマド・カーメル・アムル・エジプト外務大臣(H.E. Mr. Mohamed Kamel Amr, Minister of Foreign Affairs of the Arab Republic of Egypt)と会談を行いました。
  2. 会談の概要は以下のとおりです。
    1. (1)玄葉大臣から,本年2月にエジプト国民により歴史的変革が成し遂げられたことに敬意を表し,民主的政治体制への円滑な移行を期待するとともに,本年11月に予定されている議会選挙への支援を含め,エジプトの諸改革努力を支援していきたい旨述べました。これに対して,アムル外相から,こうした日本の支援を評価するとの発言がありました。
    2. (2)また,玄葉大臣から,エジプトにおける改革への支援の一環として,雇用創出や産業育成に資するため,カイロ地下鉄4号線整備のための円借款の供与を決定した旨伝えました。これに対してアムル外相から,同地下鉄は雇用創出やカイロの渋滞緩和にとって極めて重要であるとして,日本政府の決定に対する謝意が述べられました。さらに,日本企業による対エジプト投資への期待感も表明されました。
    3. (3)玄葉大臣から,福島原発事故後エジプトにより実施されている日本産品・製品の輸入規制は非常に厳しいものであることから,早期の改善を要請しました。これに対してアムル外相から,現在,関係省庁間の委員会において改善を検討しており,早期に結論が出されることを期待しているとの発言がありました。
    4. (4)アムル外相から,カイロ及びアレキサンドリアに対する渡航情報の引下げについての要請がなされたところ,玄葉大臣は,現地の治安状況を踏まえて慎重に検討したい旨述べました。
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