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平成20年2月
外務省は、2月14日(木曜日)から2月21日(木曜日)まで、平成19年度中東若手外交官等招聘を実施したところ、概要と評価は次のとおり。
(1)平成19年度中東若手外交官等招聘参加者一行は、日本滞在中、宇野外務大臣政務官への表敬、有識者との意見交換会、地方視察等を行った。
(2)宇野外務大臣政務官への表敬では、各参加者より本プログラムへの招待に対して謝意の表明があったほか、「平和と繁栄の回廊」構想等、日本の対中東政策への評価があった。また、参加者から各国と日本との二国間関係を促進したい旨の意見が相次いだ。
(3)参加者は、滞在中、広島と京都で地方視察を行った。広島では被爆者の講話を聞き、京都では着物の着付けを体験した。参加者からは、世界で唯一の被爆国である日本が、いかにして大変困難な時期を乗り越え、戦後復興を成し遂げたかを理解でき、また、美しい日本の伝統文化を身を以て体験できた、との感想があった。
(1)このプログラムは1996年より始まったもので、今年で11回目の実施。これまでに参加した若手外交官の数は、60名を越えており、帰国後もお互いに連絡を取り合っている。
(2)参加者の感想に見られるように、今次プログラムにより、中東和平の当事国出身の若手外交官が、日本滞在中の共通体験や意見交換を通じて、相互信頼を深めるとともに、日本に対する理解を深めるなど、今次プログラムは大変有意義であった。