外務省は,9月20日(木曜日)から27日(木曜日)まで,「平成24年度イスラエル・パレスチナ合同青年招へい」を実施したところ,概要は以下のとおり。
1.招へいの目的
- (1)イスラエルと将来の「パレスチナ国家」の樹立による二国家解決の実現に向け,当事者及びそれを支援する関係国から将来を担う若手を我が国に招へいし,意見交換や様々な行事を共に過ごすことを通じ,相互の信頼関係を構築できるような場を提供する。
- (2)被招へい者が我が国の外交政策,経済,文化等について理解を深める機会を提供するとともに,我が国の和平に向けた取り組みについての理解の深化を図る。
2.プログラム概要
(1)招へい期間
平成24年9月20日(木曜日)~9月27日(木曜日)
(2)参加者
イスラエル・パレスチナから各2名,エジプトから1名,計5名
(3)視察先
- 都内:科学未来館,江戸東京博物館,お台場,浅草等
- 広島:広島平和記念公園,広島平和記念資料館,宮島
- 京都:京都市内,寺社等
- 宮城県:石巻市(被災地視察)
(4)表敬先等
- 浜田和幸外務大臣政務官表敬
- 香川中東アフリカ局審議官表敬
- 外務省主催歓迎レセプション
(5)その他
- 被爆体験講話(広島)
- JICA,中東調査会との意見交換
- 広島大学,同志社大学との意見交換
3.結果
参加者からは,以下のような感想が寄せられた。
- (1)イスラエル人,パレスチナ人,エジプト人が直接合って議論できる貴重な機会を得ることができた。
- (2)地方視察では日本文化に多々触れることができ,日本に対する理解を深めることができた。
- (3)意見交換会では積極的な議論ができた。特に大学での学生との意見交換では活発な議論ができ非常に有意義で,時間が足りなかった。
- (4)広島での爆体験講話や原爆ドーム視察では,大いに考えさせられた。
- (5)宮城県石巻市視察では,被害の大きさにとても衝撃を受けた一方で,復興に向けて努力する姿に将来の希望を感じることができた。