外務省: 中国における遺棄化学兵器問題に関する第14回日中共同作業グループ会合の結果について

中国における遺棄化学兵器問題に関する
第14回日中共同作業グループ会合の結果について

平成24年2月22日

2月22日，中国・南京市において，中国における遺棄化学兵器問題に関する第14回日中共同作業グループ会合が開催されました。この会合には，日本側からは石川浩司外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課長を団長とする外務省及び内閣府の関係者が，中国側からは何振良（か・しんりょう）外交部日本遺棄化学兵器問題処理弁公室主任を団長とする外交部及び国防部の関係者がそれぞれ出席しました。
日中双方は，遺棄化学兵器処理事業に係る日中間の協力関係は良好であり，2010年10月に南京市で開始された遺棄化学兵器の廃棄処理作業が順調に進展していることを評価するとともに，ハルバ嶺における本格的事業の開始や，石家荘及び武漢における移動式処理事業の早期開始に向けて準備作業を促進することを確認しました。更に，中国各地での現地調査や発掘・回収についても，2011年の進展を積極的に評価するとともに，今後とも日中双方で協力して積極的に実施していくことを確認しました。
日中双方は，この問題に関し，今後とも緊密に協力・協議していくことを確認しました。