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平成19年3月27日
3月27日(火曜日)、15時10分より約15分間、官邸にて、安倍総理は訪日中のフォックスレイ・チリ共和国外務大臣の表敬を受けた。
安倍総理より、日本チリ修好110周年に当たる本年、日本チリEPAに署名できることはすばらしく、これを契機に二国間関係が強化されることを期待すると述べた。これに対してフォックスレイ外相より、チリとしても今回の署名に満足しており、本件EPAにより日本を通じてアジアとの連携を深めたいと述べた。
フォックスレイ外相より、バチェレ大統領から安倍総理によろしくお伝えするように伝言があったとして、安倍総理をチリにお招きしたいと述べた。これに対し、安倍総理より謝意を表明するとともに、修好110周年という歴史的機会にバチェレ大統領を訪日招待したいと述べた。
安倍総理及びフォックスレイ外相は、バチェレ大統領の訪日までにEPAが発効するよう両国政府が努力することで意見が一致した。また、フォックスレイ外相より、EPA締結により日本からの投資の増大を期待すると述べたのに対し、安倍総理より、EPAにより投資が拡大することを確信している、大統領訪日の機会を含め日本の経済界との接触を通じて投資を喚起されることを期待すると応じた。
フォックスレイ外相より、国連安保理等の国際場裡における日本の役割の強化を支持している、また、北朝鮮の政策に対する懸念を共有すると述べたのに対し、安倍総理より、国連でも協力していきたい、また、拉致問題を含め、北朝鮮に関する日本の立場に理解と支持をいただいていることに感謝すると述べた。