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日加首脳会談(概要)

平成20年7月6日

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 7月6日、福田総理は、北海道・洞爺湖ウィンザーホテル内において、18時05分から18時45分まで、ハーパー首相と初めての日加首脳会談を行ったところ、概要以下の通り。

1. 日加関係

 福田総理より、本年は、日加修好80周年という特別な年であり、この機にハーパー首相をお迎えし嬉しく思う旨述べるとともに、10日に改めて東京でハーパー首相を公賓としてお迎えし、日加関係につき、時間をとって意見交換することを楽しみにしている、これからは日加関係をさらに強化していきたい旨述べた。これに対し、ハーパー首相は、カナダ中央部にも似た美しい森のある北海道を訪問できうれしく思う、G8での議論、更には東京における意見交換を楽しみにしている旨述べた。

2. G8サミット

(1)福田総理より、今次サミットは、様々な地球的規模の課題が重なる中で行われる重要なサミットであると述べ、同じ船に乗る、同じ仲間という意識を持った対応が迫られているという認識が示された。両首脳間では、特に、原油価格の高騰といった経済問題やそれらが気候変動に与える影響につき議論された。

(2)また、福田総理より、先般開催されたTICAD IVに言及しつつ、カナダとは、アフリカ開発、平和構築といった面で協力できることがないか検討していきたいと述べたのに対し、ハーパー首相より、日加で協力していくべきであるとの発言があった。また、ハーパー首相よりは、アフリカの問題として、ジンバブエ情勢への懸念が示され、これに対し、福田総理より、ジンバブエ情勢について強く懸念している、G8として対応が必要である、と述べた。

3. その他

 最後に、ハーパー首相より、同席のオダ国際協力大臣が紹介され、カナダにおける初の日系人閣僚であり、非常に有能な人物であるとし、同国における日系人社会を誇りに思うと述べた。

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