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日カンボジア外相会談及び夕食会

平成19年2月13日

 2月13日、麻生外務大臣は、来日中のハオ・ナムホン・カンボジア副首相兼外務国際協力大臣と日カンボジア外相会談及び夕食会を行ったところ、概要以下の通り。

1.冒頭発言

 麻生大臣より、在京カンボジア大使館再建10周年に対し祝意を表するとともに、カンボジアは自由、民主主義、基本的人権といった普遍的価値を基礎とする「自由と繁栄の弧」の最前線であり、今後とも両国の協力関係を強化していきたい旨述べた。

2.経済協力・経済関係

 麻生大臣より、今後3年間カンボジアをはじめとするメコン地域を経済協力の重点地域としてODAを拡充するとした上で、「メコン地域電力ネットワーク整備計画」に対する約26億円の円借款供与の決定を伝達した。ハオ・ナムホン副首相からは、メコン第二架橋に対して日本が支援を行うことを含め我が国支援に対する謝意表明がなされた。また、両大臣は、日カンボジア投資協定の早期締結に向けて努力することで一致した。

3.クメール・ルージュ(KR)裁判

 麻生大臣より、KR裁判の迅速かつ厳正な実施に向けてカンボジア政府の指導力の発揮を期待する旨の発言がなされ、ハオ・ナムホン副首相より、KR裁判の進捗状況につき説明があった。

4.北朝鮮

 麻生大臣より、六者会合の結果について説明したところ、ハオ・ナムホン副首相より六者会合でよい結果を得られたことを喜ばしく思う、北朝鮮の核の問題は六者だけの問題でなく地域の問題であると認識していると述べた。また、麻生大臣より、カンボジアが1月の日CLV(カンボジア、ラオス、ベトナム)外相会談で本年の「北朝鮮人権状況」決議への支持を表明したことを評価した(:昨年の同決議に対してカンボジアは棄権)。

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