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ロウセフ・ブラジル大統領府文官長の福田総理大臣表敬
平成20年4月24日
- 福田総理は、24日(木曜日)午後5時15分から午後5時30分まで、日本ブラジル交流年/日本人ブラジル移住100周年記念式典にブラジル政府代表として出席したブラジル連邦共和国ジルマ・ロウセフ大統領府文官長より表敬を受けた。
- 福田総理は、今般のロウセフ文官長の訪日及び記念式典への出席に謝意を述べるとともに、ブラジルにおいては、100年に亘る日本人の移住の歴史を通じて、日系人に大いに活躍する機会を与えていただき、そして日系人の誠実な努力がブラジル社会の高い評価を得、今日の日伯信頼関係の基礎を作ったと認識し、本年の日本ブラジル交流年を契機に、ブラジルとの協力関係を大いに前進させたい旨述べた。これに対し、ロウセフ文官長より、日本人ブラジル移住100周年は極めて重要な節目であり、本日の記念式典及び6月のブラジルにおける式典は両国の交流の中で重要な意味を持つと述べるとともに、今回の訪日において日本の官民関係者と意見交換を行うことができ、極めて大きな成果を上げることができた旨述べた。
- また、福田総理から、リオデジャネイロ・サンパウロ間高速鉄道計画について、省エネルギー性に優れ、安全、安定、大量輸送という強みを有する我が国の新幹線技術がブラジルに導入されれば、両国関係発展のシンボルになる旨述べた。これに対し、ロウセフ文官長より、日本側官民関係者との意見交換やJR中央指令センターの視察を通じ、日本の新幹線が優れた技術を持っていることを確認できた旨述べた。
【参考1】日本ブラジル交流年
日本・ブラジル両国は、日本人のブラジル移住100周年に当たる本年を「日本ブラジル交流年」として祝賀することとしており、本年は両国において様々な記念行事が実施される。
【参考2】日本政府主催日本ブラジル交流年・日本人ブラジル移住100周年記念式典
4月24日(木曜日)16時30分より、ホテルオークラ東京「平安の間」にて開催。天皇皇后両陛下並びに皇太子殿下が御臨席になったほか、福田康夫内閣総理大臣、河野洋平衆議院議長、江田五月参議院議長、島田仁郎最高裁判所長官、麻生太郎日本ブラジル交流年実行委員会名誉会長、ジルマ・ロウセフ・ブラジル大統領府文官長(ブラジル政府代表)、ウエハラ・コウケイ・ブラジル日本移民100周年記念協会会長が出席。また、両国の国会議員、日本ブラジル交流年実行委員会メンバーに加え、在日ブラジル関係団体、在ブラジル日系人団体、地方自治体関係者なども出席した。