アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ
平成20年7月9日
7月9日午後8時00分から約15分間、洞爺湖において、福田総理は、G8アウトリーチ会合出席のため訪日中のラッド豪首相と日豪首脳会談を行ったところ、概要次のとおり。
先月の訪日時にラッド首相より提案のあった核不拡散・軍縮に関する国際委員会について、福田総理より、日豪の共同イニシアティブとして同委員会に参加することを表明。また、福田総理より、川口順子元外相を我が国の共同議長とする旨伝えたのに対し、ラッド首相は、川口元大臣は素晴らしい人と聞いている、総理の協力に感謝する旨述べた。
ラッド首相より、捕鯨問題は極めて良好な日豪二国間関係の一部に過ぎず、本件について外交的解決を目指して引き続き議論していきたい旨述べ、福田総理より、先般のIWCチリ年次会合において設置が合意された作業部会を通じ、科学的見地から議論していきたい旨述べた。
福田総理より、「平和協力国家」として、太平洋島嶼国地域の安定について積極的な役割を果たしていきたい旨述べ、両首脳は、明年我が国が主催する第5回太平洋・島サミット等を通じて、日豪間で協力を促進していくことで一致した。
ラッド首相より、日豪両国間において防衛当局間の協力を含め、安全保障面での協力を進めていきたい旨述べ、福田総理より、全く同感であり、日豪間で具体的協力を進めていきたい旨応答した。
ラッド首相より、本日のアウトリーチ会合も含め福田総理の今次北海道洞爺湖サミットにおける議長としての采配を高く評価する、特に2050年までに50%削減との踏み込んだメッセージを示せたのは議長のおかげである旨述べ、福田総理より、ラッド首相の会合における建設的な役割に感謝する旨述べた。