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豪州による『日本対象教育支援プログラム』について

平成24年3月23日

  1. 3月13日,クリス・エヴァンス豪州高等教育・技能・科学・研究大臣は,豪州による被災地支援策として実施される『豪州首相日本対象教育支援プログラム』にもとづき,東北地方の学生を豪州に招聘する旨発表しました。
  2. ギラード首相は,昨年4月,東日本大震災後初めての公式賓客として来日し,本件プログラムを発表しました。来日中,ギラード首相は,震災直後に豪州の緊急援助隊が活動した宮城県南三陸町を訪問し,被災地を訪問した初の外国首脳となりました。
  3. 豪州によるこのような学生交流の促進は,二国間の学生・研究交流を強化するものであり,日本とオーストラリアの友好関係をさらに促進する上でも重要な機会になることが期待されます。

参考:東日本大震災に際しての豪州による支援

1 緊急援助隊の派遣,ギラード首相の被災地訪問

  1. (1) 72名の隊員及び救助犬2頭からなる緊急援助隊が,平成23年3月16~19日まで宮城県南三陸町で捜索・救助活動を実施。
  2. (2) ギラード首相は,平成23年4月20日から23日の間,公式賓客として来日。東日本大震災後,外国首脳として初めて被災地(宮城県南三陸町)を訪れた。

2 豪州軍C17輸送機による輸送支援

 豪州は保有するC17全4機(うち1機は整備中)のうち計3機を日本に展開。1機は,豪州救助隊を豪州から日本へ輸送後,約10日間にわたり日本国内で自衛隊の要員・物資等の輸送支援を実施。2機(うち1機はアフガニスタンに展開中であったもの)は,原発の冷却に用いる特殊ポンプを豪州から輸送。

3 義援金他

  1. (1) 連邦政府は,日本赤十字及び太平洋災害アピール(Pacific Disaster Appeal)に対し1000万豪ドル(約8億円)を拠出。
  2. (2) ギラード首相は,4月の来日中に被災地支援策として「日本対象教育支援プログラム」(東北地方の大学生・研究者を豪州の大学に招待)を発表するとともに,日本の若者が豪州の学校で日本語を教えるための交流プログラムの実効可能性について豪州政府が調査を行うことを発表した。

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