
アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ
玄葉外務大臣のクッタバル豪海軍基地訪問について
平成24年9月14日
- 9月14日(金曜日)現地時間午後3時15分から約45分間,玄葉外務大臣は,森本敏防衛大臣とともに,オーストラリア・シドニーのクッタバル(Kuttabul)豪海軍基地を訪問しました(佐藤駐豪大使,小原在シドニー総領事,西防衛省防衛政策局長,磯部防衛省統幕副長,新美外務省アジア大洋州局参事官他同行)。
-
玄葉大臣は,国防軍モフィット海軍少将(Rear Admiral Rowan Mofitt)の案内でクッタバル基地内を視察するとともに,1942年の旧日本海軍の特殊潜航艇の攻撃により亡くなった19名の豪州軍人及び2名の英国軍人を慰霊するクッタバル慰霊碑と,亡くなった6名の旧日本軍軍人を慰霊する碑がある海軍歴史遺産センター内の「松尾艇」の2カ所それぞれにおいて、森本大臣、モフィット少将及びミラー駐日オーストラリア大使(H.E. Mr. Bruce Miller, Ambassador of Australia to Japan)とともに献花・黙祷しました。
(参考)旧日本海軍特殊潜航艇によるシドニー湾攻撃
- 1942年5月31日,旧日本海軍の特殊潜航艇3艇がシドニー湾に潜入。被弾したクッタバル(KUTTABUL)号は沈没し,豪州軍人19名及び英国軍人2名の計21名が死亡。
- 「松尾艇」及び「中馬艇」は湾内で自爆。両艇は引き上げられ,戦死した4名は豪海軍により丁重な海軍葬が実施され,遺骨は日本の遺族の元に届けられた。松尾艇の艦橋部分はクッタバル基地内の海軍歴史遺産センターに,また,「中馬艇」と「松尾艇」の一部を組み合わせた1艇はキャンベラの戦争記念館に展示されている。また,「伴艇」は2006年にシドニー沖で発見された。