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平成17年6月
6月7、8日、パリにて、ASEM第2回文化大臣会合が開催された。本件会合には、ASEM参加国及び欧州委員会の文化担当大臣、駐仏大使、担当局長他が出席した。また、ユネスコの松浦事務局長及びASEMの枠組みのもとで設立されているアジア欧州財団(ASEF, Asia-Europe Foundation)の事務局長が参加した。
我が国からは、平林博駐仏大使が出席した。
全体会合では、各国代表団長から、文化的多様性を保つことの重要性が訴えられた。平林大使は、文化多様性の保護・促進に対する日本の国内及び国際的な取り組みを紹介し、またユネスコにおいて議論されている文化多様性条約についての我が国の考えを表明した。
6月8日には、以下の議題に基づき、専門家も交えたワークショップ形式で意見交換が行われた。
(1) 文化交流及び協力の促進
(2) 文化及びクリエイティブ産業の促進
(3) 持続可能かつ責任ある文化観光の促進
(4) 開発要因としての文化の促進
本件会合の結果は、議長声明(英語版)にまとめられ、文化の分野におけるアジア・欧州協力をさらに促進するべく行動計画(議長声明別添)(英語版)が採択された。
次回文化大臣会合は、2007年にマレーシアが主催する予定。