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日中韓首脳会合の概要

平成14年11月

 11月4日にカンボジアに於いて開催された日中韓首脳会合の概要は以下の通り。今回の会合には、日本より小泉総理、中国より朱鎔基国務院総理、韓国より金硯洙国務総理が出席した。なお、日中韓首脳会合は、昨年まで朝食会形式で開催されていたが、4回目となった今回は会合形式で行われた。

1.日中韓協力

 日中韓協力にはまだ余地があるとの認識の下、主に以下の協力を推進していくことに合意。

(1)経済貿易分野、情報通信分野、環境保護分野、人材育成分野、文化協力分野の5分野で日中韓協力を促進する。

(2)日中韓の研究機関で実施している経済協力研究プロジェクトにおいて、三国間の自由貿易協定の研究を行う。

(3)黄砂モニタリング・プロジェクトを実施する。

(4)観光・スポーツ分野での交流を一層促進させる。

2.朝鮮半島問題

 小泉総理より、日朝間の国交正常化交渉を再開した旨説明した上で、核やミサイルを含む北朝鮮問題は、国際社会の関心事項であるとの観点から、この問題の平和的解決のため、中国、韓国の建設的な関与への期待を表明。これに対し、韓国より、北朝鮮の核開発は東アジアの安定に深刻な影響を与える重大な問題であり、この問題の透明性のある形での解決のため、国際協力が必要である旨述べた。また中国より、平和的協議による解決を希望する旨述べた。

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