9月24日(土曜日)午前10時(現地時間)から,ニューヨークの国連本部において,「アフリカの角」における干ばつに対応するため,潘基文国連事務総長主催による「アフリカの角」に関する閣僚レベルのミニ・サミット会合が開催され,我が国から玄葉光一郎外務大臣が出席しました。
- 「アフリカの角」4か国(ソマリア,ケニア,エチオピア,ジブチ)における過去60年で最悪の干ばつにより,1,330万人が食糧不足に直面し,多数の難民が発生しています。今回の会合では,潘基文国連事務総長,「アフリカの角」4か国首脳等が演説を行い,国連アピールへの対応を含め,干ばつ対応の支援を呼びかけました。
- 玄葉外務大臣は演説(和文,英文)のなかで,東日本大震災の際にアフリカ諸国から表明された温かい連帯の気持ちに応えるためにも,日本として深刻な干ばつ被害への対策をアフリカ諸国と協力して進めていきたい旨述べ,我が国が「アフリカの角」の干ばつ対策として今年既に1億ドル近い支援を実施しており,今般,これに加えて,新たに約2,100万ドルの食糧支援を実施する旨表明しました。
- 出席した多数の諸国の代表(米国,英国,EU等)からは,同地域に対する支援を引き続き行っていくことが表明されました。