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国連アフリカ経済委員会
(ECA:Economic Commission for Africa)
平成23年11月
1.概要
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設立 |
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1958年、国連経済社会理事会の下部機関である地域委員会の一つとして設立。 |
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本部 |
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アディスアベバ(エチオピア) |
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加盟国 |
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54ヶ国(アフリカ大陸の全ての国連加盟国) |
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主な目的 |
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・加盟国の経済社会開発支援
・地域統合の促進
・アフリカ開発のための国際協力の促進 |
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主な活動 |
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「アフリカ連合(AU)のヴィジョンと優先事項の支援となる地域統合の促進」,「アフリカの特別なニーズと地球規模の新たな課題への対応」を二つの柱として,次の分野における各種プログラムに取り組んでいる。
(1) |
地域統合,貿易,インフラ |
(2) |
貧困削減と発展,持続的開発,ジェンダー等ミレニアム開発目標(MDGs)への対応 |
(3) |
グッド・ガバナンスと市民参加の促進 |
(4) |
情報通信技術及び科学技術 |
(5) |
統計資料の整備と開発 |
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その他 |
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近年はアフリカ連合(AU)及びアフリカ開発銀行(AfDB)との連携を強めており,アフリカ関連の国際会議の多くがAU・AfDB・ECAの三者共催の形で行われている。 |
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2.組織
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本部組織 : 事務局長(国連事務次長ランク)の下に9部局等が置かれている。
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管理部 |
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政策・企画調整室 |
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経済開発・NEPAD部 |
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食糧安全・持続的開発部 |
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統治・行政部 |
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情報通信技術・科学技術部 |
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地域統合・インフラ・貿易部 |
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ジェンダーと社会開発のためのアフリカ・センター |
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アフリカ統計センター |
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その他組織 : 5つの準地域事務所が,活動の地域分権化と効率化を図っている。
北部: |
ラバト(モロッコ) |
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西部: |
ニアメ(ニジェール) |
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東部: |
キガリ(ルワンダ) |
中部: |
ヤウンデ(カメルーン) |
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南部: |
ルサカ(ザンビア) |
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3.日本との関係
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1994年度から2003年度まで,ECAの活動支援のため,累計184万米ドルを拠出。現在までに,域内貿易促進,食糧安全保障,女性の人権・法的権利の振興,ITキャパシティ・ビルディング,アフリカン・ピア・レビュー・メカニズム(APRM)等に係るプロジェクトの実施を承認。
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駐エチオピア日本大使等が,ECA主催の各種会議にオブザーバー参加。
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1998年,アモアコ事務局長が第二回アフリカ開発会議(TICAD II)に参加のため来日。
2003年,バーカ事務局次長がTICAD IIIに参加のため来日。
2005年,アモアコ事務局長が広報活動等のため来日し,川口総理大臣補佐官(元外務大臣)と会談。
2008年,ジャネ事務局長がTICAD IVに参加のため来日。 |
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