アフリカ

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第10回アフリカ・パートナーシップ・フォーラム(APF)
参加者に宛てた福田総理のメッセージ

平成20年4月7日

 皆様、ようこそ日本においで下さいました。日本を代表して、皆様の来訪を歓迎するとともに一言ご挨拶を申し上げます。
 私は、本年1月の施政方針演説において、日本が「平和協力国家」を目指すこと、すなわち、日本が世界の平和と発展に積極的に貢献し、地域や世界の共通利益のために汗をかく志のある国を目指すことを発表しました。アフリカ開発は、国際社会全体がとりくむべき地球規模の課題であり、「平和協力国家」を目指す我が国としても積極的に取り組んでいきたいと考えております。
 その観点から、本年は大変重要な年となります。我が国は、本年5月28日から30日、横浜において第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)を開催します。本会合では「元気なアフリカを目指して」を基本メッセージに、今後のアフリカ開発への国際社会の取り組みを具体的に打ち出すことにしています。また、本年7月にはG8北海道洞爺湖サミットを開催します。ここでは、開発・アフリカが大きな議題の一つとなる予定であり、アフリカ開発に関するアウトリーチ会合も開かれます。まさに、本年は日本のアフリカ政策の歴史において、大きな節目になるものと考えられます。
 アフリカ・インフラ・コンソーシアム第4回年次会合やG8開発大臣会合等、既に多くの開発やアフリカ関連の会議が開催されていますが、本APFもアフリカ開発に関するコミットメントのモニタリングに加えて、アフリカの課題、対応策をアフリカ諸国、G8に加え、非G8のOECD諸国や国際機関・地域機関等幅広い参加者を得て議論し、サミットに向けた準備を行うという重要な役割を有しています。
 第10回APFにおいて、皆様が活発に議論され、アフリカ開発に関する有意義な成果を打ち出されることを期待しております。

日本国内閣総理大臣
福田康夫

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