中東

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日・アフガニスタン外相会談(概要)

平成21年9月26日

(写真)

 国連総会出席のためにニューヨークを訪問中の岡田外務大臣は、9月25日(金曜日)、10持45分(日本時間25日23時45分)から約25分間、滞在先宿舎において、ランギーン・ダードファル・スパンタ・アフガニスタン・イスラム共和国外務大臣と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

  1. 冒頭、岡田外務大臣から、大臣就任にあたってスパンタ外相から発出された祝辞に対し謝意を表した上で、アフガニスタン及びパキスタンに対する復興支援は、外務大臣として当面取り組まねばならない三つの重要課題のうちの一つと位置づけている、鳩山総理もこれまで何度かアフガニスタンを訪問しておりアフガニスタンには大きな関心を持っている旨述べた。
  2. これに対し、スパンタ外相から以下を述べた。
    (1)総選挙での勝利及び岡田大臣の外務大臣就任を祝福する。
    (2)日本は過去8年、アフガニスタンに対する主要な支援国の一つであり、日本の支援に感謝する。
    (3)日本が、過去数年の困難にも関わらず、インド洋における補給支援活動によりアフガニスタンの同盟国を支援していることは非常に大きな貢献であり、アフガニスタン国民を代表して感謝申し上げる。この問題について日本の選挙戦で難しい議論があったことは承知しており、また、これは日本が独自に決定すべき問題ではあるが、アフガニスタンの同盟国がアル・カーイダと闘うための支援として、インド洋での補給支援活動を継続していただけるのであれば大変感謝する。
    (4)アフガニスタンの大統領選挙は、アフガニスタン人の主導により実施されたことが最大の特徴である。活発なテロ活動にも関わらず、アフガニスタン市民が高い参加率を示したことは、アフガニスタンの民主化への強い決意を示すものである。
  3. これに対して、岡田大臣より、以下の通り述べた。
    (1)日本のアフガニスタン対する20億ドルの支援は、日本国民の税金で実施している支援であるということを認識して欲しい。
    (2)インド洋での補給支援活動の問題については、日本の国内の問題として、これから検討していきたい。
    (3)アフガニスタン人自身の手により大統領選挙が行われたことは、民主主義の大きな一歩である、この選挙をきっかけに強い政府が作られることを期待する。
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