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平成20年2月5日
アフガニスタン・コンパクトの共同調整モニタリングボード(JCMB)に出席した各国及び関連組織によるハイレベル会合において、アフガニスタン・コンパクトは、治安、統治(ガバナンス)、法の支配及び人権、並びに社会経済開発を統合した、アフガニスタンに対する包括的な枠組みを引き続き提供していることが強調された。
アフガニスタン・コンパクトは、アフガニスタンの人々の生活向上のためのアフガニスタン政府と国際社会とのパートナーシップの要件を定めるものであり、会合参加者は、同コンパクト署名からの2年間における主要な成果と国際社会のコミットメントの増加を評価した。参加者はまた、開発と治安について段階的に責任を負おうとするアフガニスタン政府の努力を歓迎し、この点に関し、アフガニスタンの一層の関与を期待した。
また参加者は、タリバーン、関連の武装集団、テロリズムと麻薬が依然として課題であり、和平プロセスを妨げていること、また能力の制約、弱い法の支配及び汚職により統治(ガバナンス)に課題があることに留意した。
参加者は、アフガニスタンで達成された成果を確実なものとし、これらの課題に対処するために、共通の努力を強化することに合意した。参加者の共通アプローチは下記のとおり。
参加者は、JCMBがアフガニスタン政府と国際社会との戦略的政策調整の主要な場として、一層効果的に機能することに支持を表明した。参加者は、国連事務総長特別代表が果たすべき中心的な役割を認識し、ケーニッヒス氏の後任者が早期に任命されることを奨励した。