省庁共通公開情報

「女性職員の勤務環境改善のためのタスクフォース」からの提言

平成22年6月4日

 このたび、「女性職員の勤務環境改善のためのタスクフォース」から岡田外務大臣に対し、外務省の勤務環境改善に向けた提言を取りまとめました。タスクフォース設置の経緯、活動概要、提言概要は以下のとおりです。

1.経緯

(1) 本タスクフォースは、岡田大臣のイニシアティヴにより、2010年3月25日に設置されました。

(2) メンバーは、西村智奈美政務官と女性課長1名を共同議長とする14名(育児休業を経験した男性職員2名を含む)。

2.タスクフォース活動概要

(1) タスクフォースは、国会答弁作成作業を含む長時間勤務に加え、頻繁な海外出張、突発的な事件への対応、複数回に渡る長期の海外勤務等、外務省に特有の事情が職員の勤務環境に大きな影響を与えていることを認識しました。また、女性職員(特に、育児中の女性職員)の負担の軽減が、男性職員の負担を増やすことにならないよう、全職員の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を改善する方向で解決策を見いだすこととしました。

(2) タスクフォースでは、幹部を除く全職員を対象とするアンケートを実施し、勤務継続への不安の理由、希望する改善策等を聴取しました。更に、民間企業、独立行政法人、国際機関、他国外務省に対してヒアリングを行い、各々の先進的な取組について聴取しました。

3.提言概要

 タスクフォースは、勤務環境改善に向けた提言を取りまとめ、改善策をリスト化。中でも、特に優先順位の高い改善策として、下記の10項目を選定しました。

業務合理化:
1) 国会質問通告時間厳守のための国会への働きかけを行う。
2) 十分な人員体制を確保する。
3) フレックスタイム制の適用を拡充する。
4) 疲労蓄積防止のための遅出制度を拡充し、早出制度を導入する。
育児・介護との両立:
5) 育児のための早出遅出勤務制度を拡充する。
6) 介護関連制度を拡充し柔軟な運用を行う。
在外勤務の円滑化:
7) 家事補助者雇用に係る支援を行う。
8) 配偶者に同伴するための休業制度を導入する。
9) 可能な限り1回は夫婦で同一又は近隣の勤務地となるよう配慮する。
キャリアステップ:
10) メンター制度を導入する。

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