省庁共通公開情報

I. 実施計画に基づく事後評価

I-1 地域・分野

(8)軍備管理・軍縮・不拡散への取組

施策名 8-1 大量破壊兵器及びその運搬手段の軍縮・不拡散
目標 大量破壊兵器及びその運搬手段の軍縮・不拡散を通じた我が国及び国際の平和と安全の確保
評価の結果
「目標の達成に向けて進展があった。」
(理由)国連総会での我が国の核軍縮決議に対する過去最多の支持、CTBT、CWC、BWC、IAEA追加議定書等軍縮・不拡散関連条約の普遍化、国際的輸出管理レジームの強化等を中心に想定された進展があった。
今後の課題 我が国は、今後とも国際的な軍縮・不拡散体制の維持・強化を通じた我が国及び国際の平和と安全の確保のため、様々な外交努力を通じた更なる貢献を行っていく方針である。
事務事業の扱い
(核兵器)
  • G8先進国首脳会議、不拡散シニアグループへの積極的参加→今のまま継続
  • ジュネーブ軍縮会議(CD)への積極的参加→今のまま継続
  • 核兵器不拡散条約(NPT)運用検討プロセスへの積極的な参加→拡充強化
  • NPT、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准国増加のための働きかけや、核実験モラトリアム継続のための働きかけ→今のまま継続
  • 核軍縮決議案の国連総会への提出・採択→今のまま継続
  • 旧ソ連諸国に対する非核化協力事業(ロシア退役原潜解体協力事業「希望の星」等)の実施→今のまま継続
  • IAEA(国際原子力機関)の保障措置の強化→今のまま継続
  • CTBT国内運用体制整備・強化→今のまま継続
(生物・化学兵器)
  • 生物兵器禁止条約(BWC)及び化学兵器禁止条約(CWC)の普遍化・国内実施強化のための支援→今のまま継続
(輸出管理)
  • 原子力供給国グループ(NSG)、オーストラリア・グループ(AG)、ミサイル技術管理レジーム(MTCR)、ワッセナー・アレンジメント(WA)等の国際的輸出管理レジームの強化及び適切な輸出管理の実施→今のまま継続
  • 原子力供給国グループへの事務局機能の提供→今のまま継続
(ミサイル)
  • 弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)への参加国を増やすための努力→今のまま継続
(その他国際協力)
  • アジアにおける不拡散体制の強化に向けた取り組み→今のまま継続
  • 拡散に対する安全保障構想(PSI)に対する貢献→今のまま継続
施策名 8-2 地雷や小型武器などの通常兵器に関する取組の強化
目標 地雷や小型武器等に関する国際的枠組の普遍化・強化、既に非合法に埋設・流通しているこれら武器への対応
評価の結果
「目標達成に向けて進展があった。」
(理由)目標達成のためには安全保障情勢や他国の意思等の影響を受けるが、小型武器決議案の採択、トレーシング国際文書の採択、軍縮関連の国際会議を通じた我が国の積極的提案・働きかけ等、平成17年度に達成された成果は、一定の前進といえる。
 また、現場におけるプロジェクトの着実な実施は、枠組の実効性の強化に貢献すると共に、現実の被害を削減することに貢献した。
今後の課題 国際的枠組みの普遍化・強化については引き続き積極的に取り組むとともに、現場での支援の実施も一層推進する。
事務事業の扱い
  • 小型武器の非合法取引の防止に関する国連の取組への積極的参加→今のまま継続
  • 特定通常兵器使用禁止制限条約への取組→今のまま継続
  • 対人地雷禁止条約の普遍化への取組→今のまま継続
  • 対人地雷・小型武器等による被害者への支援や武器の回収・除去といった現場での支援への取組→今のまま継続
このページのトップへ戻る
目次へ戻る