1.日時
平成22年8月4日 14時から16時30分
2.出席者
- (委員)
- 青山伸一委員,上子秋生委員,出雲明子専門委員,猪鼻聡専門委員
- (外務省)
- 麻妻考査・政策評価官,高橋文化交流課首席事務官,辻国際協力局政策課首席事務官他
- (国際交流基金)
- 土井経理部長,平野総務部次長,下山経理部次長他
- (国際協力機構)
- 桜井調達部審議役,乾総務部次長,岩谷人事部次長他
3.議事次第
- (1)第1回国際交流基金分科会(7月27日)報告
- (2)コンプライアンス部会コメントに関する基金補足説明・質疑応答
- (3)基金 契約監視委員会(7月23日)報告
- (4)第1回国際協力機構分科会(8月3日)報告
- (5)コンプライアンス部会コメントに関するJICA補足説明・質疑応答
- (6)JICA 契約監視委員会(7月27日)報告
- (7)コンプライアンス部会の今後の活動について
4.要旨
- (1) 青山部会長より第1回分科会の報告があり,続いて,国際交流基金及び国際協力機構より,コンプライアンス部会コメントに関する補足説明,監事監査報告書に関する補足説明,契約監視委員会報告等が行われた。
- (2) 委員からの主な質問・指摘事項(括弧内は独法側回答)
- ア 国際交流基金
- リスクのある外貨建債券を運用するより,事業に必要とされる相当分の外貨の購入をするのが良いのではないか。 (基金の業務の特質として一定規模の外貨払い経費があることから,外貨 建債券の運用によって得た収入が外貨での支払いの一部に当てられるこ とが関連法令の趣旨と理解し,運用を行っている)。
- 外貨建債券の運用の意味合いについては,今後も注視していきたい。
- イ 国際協力機構
- 国際センターの入館率に関して,6割前後の数値の評価には判断が分かれるが,自ら運営上適正と考える目標値を合理的に説明できるよう検討すべき。
- 企画競争について,公平性・競争性が保たれていると思うが,透明性が確保されていることを対外的に説明することが重要。
- ラスパイレス指数について,地域・学歴補正後も高い理由を国民に分かるようにより明確に説明すべきである。
- 財務諸表におけるセグメント情報はJICAの業務内容を分かり易く説明する情報として重要性が高く,その充実が求められる。
- 保有財産の処分については,市況を踏まえることは重要であるが,保有し続けた場合の維持管理費用と売却益とのコストのバランスも見て検討する必要がある。
- ア 国際交流基金