1.日時
平成22年7月5日 14時から17時
2.出席者
- (委員)
- 青山伸一委員,上子秋生委員,出雲明子専門委員,猪鼻聡専門委員
- (外務省)
- 若林考査・政策評価官,高橋文化交流課首席事務官,辻国際協力局政策課首席事務官他
- (国際交流基金)
- 土井経理部長,福田監査室長,平野総務部次長他
- (国際協力機構)
- 桜井調達部審議役,乾総務部次長,岩谷人事部次長,三浦財務部次長,松下調達部次長,服部財務部決算課長他
3.議事次第
(1) 監事監査・財務諸表について説明・ヒアリング(国際交流基金)
(2) 業務実績報告(行政刷新会議事業仕分け結果等を含む)について説明(国際交流基金)
(3) 委員からの質問に対する回答(国際交流基金)
(4) 財務諸表について説明・ヒアリング(国際協力機構)
(5) 監事監査について説明・ヒアリング(国際協力機構)
(6) 業務実績報告(行政刷新会議事業仕分け結果及び委員からの質問回答を含む)等について説明(国際協力機構)
4.要旨
(1) 国際交流基金及び国際協力機構から,監事監査,財務諸表,業務実績報告について説明し,委員からの質問に対し回答した。
(2) 委員からの主な質問・指摘事項(括弧内は独法の回答)
- (ア)国際交流基金
-
- 監事監査報告と監査室監査報告書を拝見したい。(7月中旬に完成次第提出する)
- 溜まり金についての考え方如何。(総務省からの調査依頼が接到しており,右への回答を独法評価委員会にも情報提供することで了解。)
- 資金の運用方針,運用に関する関連法令について(後日,法令に該当する部分の資料を提出)
- セグメント情報に関し,各項目のセグメント分けの方法,経常収益のセグメント分けの基準についてご教示願いたい(後日回答する。)
- ラスパイレス指数の地域別・学歴別の算出方法如何(人事院にて規定の計算式に基づき算出しているものであることから,同省に了解を得た上で提出する)。
- 外債の保有銘柄を拝見したい(後日回答する。)
- JAMCO(財団法人放送番組国際交流センター)と今後も随意契約を結ぶのか(同財団との競争性のない随意契約は,すべてテレビ番組の語版改編または放映権に関する契約であり,随意契約によらざるを得ない。右については契約監視委員会において点検済みである。)
- (イ)国際協力機構
-
- 利益剰余金の主な理由は消費税の還付ということだが,キャッシュフロー計算書においては,その他業務収入にふくまれていると考えてよいのか(現金の入金は22年6月予定で21年度末時点は未収であり,キャッシュフロー計算書には未記載。)
- 技術協力,無償資金協力の実態を簡潔に表すようセグメント情報は改善に向けた検討をして欲しい(改善に向け,監査法人とも検討中。)
- 金融商品の時価等に関する情報については,現金及び預金のみを掲載しているが,重要性の基準如何(監査法人と協議し,総資産の5%を超える資産を開示対象とした。)
- 為替差損の発生原因如何(移住投融資貸付金及び入植地割賦元金に外貨建のものがあり,差損益の発生要因となっている。)
- 平成21年度監事監査報告(中間報告)の「随意契約を締結することの必要性,妥当性に関し,契約監視委員会の場などを通じて,審議されることを期待したい。」の意図如何(競争性のない随意契約によらざるを得ないものについては,改めて契約監視委員会等でその必要性,妥当性を審議していくべきであるという趣旨と理解。)
- 平成21年度監事監査報告(中間報告)の「コンサルト各社は確実に落札できそうな案件に絞り込んで応札する傾向があることもある。」という意図如何(コンサルタント側は,公示件数が増えている中,各社の専門性及び経験等に基づき応札する案件を絞り込むため,一者応募が増加したという趣旨と認識。)
- 契約監視委員会と監事との連携如何。(監事のうち1名が契約監視委員会の委員となっており,契約監視委員会では監事の問題意識に基づく助言を行いながら進めている。)