
平成23年度(2011年度)高校講座 実施報告
平成23年12月14日
―滋賀県 八幡工業高等学校―
講演テーマ:外交官から見た環境問題
2011年12月14日(水曜日)滋賀県 八幡工業高等学校にて,外務省国際協力局地球環境課 小林 倫子事務官を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 日本の技術と滋賀県の葦を使ってイラクの湿原を60%も回復させ,2万人以上のイラクの人の飲み水を供給することが出来たという話では,やっぱりこの国の技術力の高さは凄いんだなと思いました。自分もいつか,このような技術を作ったりしたい,工業の生徒としてそういった技術を生かした職に就きたいと思いました。
- 僕は小・中学校で,一級河川である野洲川や琵琶湖について何度も学びました。その時に葦の浄化作用についても学んでいたので,その技術がイラクで活用され環境を良くしているというのは,誇らしいことだと思いました。
- 温室効果ガスを多く排出している国の中で制限を受けていない国があるというところに驚きました。「中国は発展途上国だから」「アメリカは京都議定書に参加していないから」というのは,おかしいと思います。地球全体の問題なので,全ての国が地球温暖化についてしっかりと取り組まないと,この問題は解決できないと思いました。
- 生物多様性についての話が一番心に残りました。人間の勝手で色々な動物が犠牲になっていると思うと,胸が苦しかったです。
- 生物多様性の問題も初めて知ったのでビックリしました。日本は色んな経験を通じて,世界の環境問題を引っ張っていく立場にいるらしいので,私も頑張って環境のことを考えようと思いました。
- 外務省の中でも,色んな課に分かれて仕事をしていると聞いてビックリしました。しかもそれが120くらいだなんて,大変だなと思いました。
- 韓国の都市と近江八幡市は姉妹交流を行っているというのを初めて知り,外務省はそういった(注)交流の手助けをしているという事も知ることができました。
注:「外務省地方連携情報」参照