
平成23年度(2011年度)高校講座 実施報告
平成23年11月25日
―茨城県 牛久栄進高等学校―
講演テーマ:世界の中の日本~東日本大震災をめぐる国際報道と日本外交
2011年11月25日(金曜日)茨城県 牛久栄進高等学校にて,外務省大臣官房外務報道官組織 国際報道官室滑川 博愛事務官を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 1つずつとても丁寧に分かりやすく話して下さったので良かった。講師の方もはきはきとして印象がとても良かったです。
- 海外の新聞のマンガなどを使って説明してくれたので,文字で書かれるより分かりやすく,海外が日本に対して思っていることが良く分かった。
- 各国では日本批判の記事が多く出ていたみたいですが,外務省の人々がそれをきちんと注意してくれているおかげで,そこまで広がらずにすんだのだと思いました。
- 海外の国が被災地に物資を送るのにも,何を送るかだけでなく運ぶ手段を考え,自治体に負担をかけないように色々な人が考えて実行しているんだと分かりました。
- 日本人から見た日本の姿と外国人から見た日本の姿が大きく異なっていて,そこには日本の今の経済状況を打破する何かがあるのかもとも思いました。
- 講演の最後に滑川さんは「世界を訪れ,実際に外国の方に日本がどのように思われているか知るべき」と言っていましたが,私もそれは重要だと思いました。視野を広く持ちたいと思いました。
- 他の国の人の意見を聞くのはとても大切なんだなぁと思いました。私は3月にオーストラリアにホームステイに行くので,東日本大震災についてどう思っていたのか,日本についてどのような印象を持っているのかなど,絶対に聞いてみよう!と思いました。
- 滑川さんが外交官としてフィリピンで勤務し,日本のODAの活動を知ることができて良かった。またミンダナオのモロ・イスラム解放戦線といったあまりニュースで発表されないような内容を知ることができた。
- 国と国との関わりは,人と人の関わりと同じという滑川先生の言葉が印象に残った。自分の国の利益だけを考えるのではなく,他国のことを考え,上手につきあっていくことが大切であり,それがまた自国の発展に繋がるのだと思った。
- 発展途上国へのODAは,日本が損をしているだけだと勝手に思い込んでいたので,巡り巡って日本に返ってきているなんて思いませんでした。そして,ODAやいつも日本がしていることから日本の評判が上がって,今回の震災のような日本の非常事態に助けに来てくれる国が増えていることが分かりました。