
平成23年度(2011年度)高校講座 実施報告
平成23年10月26日
―広島県 尾道北高等学校―
講演テーマ:国際協力を行う日本の現実~持続可能な社会に向けて私たちにできること~
2011年10月26日(水曜日)広島県 尾道北高等学校にて,外務省国際協力局国別開発協力第三課 綱掛太秀課長補佐(経済協力専門官)を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 20問のクイズをまじえて楽しく授業が出来たと思います。とても面白かったです。
- クイズを通して「世界から見た日本」を自分があまり知らないことに気付いた。日本の食料自給率は韓国よりも低いこと,エネルギー自給率や政府の借金など,これからの日本には多くの課題があると感じた。
- 日本の面積がドイツより大きいことや,日本語は世界における10大言語の一つであることは本当に驚きでした。
そして,中学で習ったODAはすごく役立っていることも分かりました。
- 日本は発展途上国にお金の援助だけしているのかと思ったけど,日本の専門家を派遣したり,研修生を招いたりするなどの技術協力もしていると分かった。
- 一番印象に残ったことは「持続可能な社会」の定義です。「全ての人にとって,『幸せ』が長く維持できる社会」。これを聴いて,確かにこういう社会を作ることが出来たなら,日本には明るい未来が待っているだろうなと思った。
- 「国内に資源があれば日本はもっと経済成長していたはずである」というのは誤りだということに驚きました。資源がなかったからこそ,日本は高品質の商品を作るようになったのだと,資源≠経済成長ということを知りました。
- 幸せとは何かという話題では,自分の価値をしっかり見いだせることが幸せだということにとても共感できました。以前読んだ「もしドラ」にも書いてありました。自分が楽しめることを仕事にしたいと思いました。
- 心に残った言葉は,坂本龍馬の「遊魚動緑荷」です。仕事はお金で決めるのではなく,やりがいや楽しみを持って取り組むことが大切だと知りました。僕は今日の講演で多くの事を学んだので,この時間はいいものだと思いました。