平成24年度(2012年度)外交講座 開催報告
平成24年12月17日
―聖心女子大学―
平成24年12月17日(月曜日),聖心女子大学に久賀百合子 国際法課課長補佐を派遣し外交講座を行いました。
テーマ: 尖閣諸島と竹島をめぐる日本の主張
講演内容:
- 竹島問題と尖閣諸島をめぐる問題の経緯,国際法上の領域主権の考え方,日本の主張の国際法上の根拠
参加学生からの質問:
- 日本政府の今後の方針
- パブリックディブロマシー
- ICJ
- 日中関係
- 論文や米国教授の主張に対する評価
参加学生の感想:
- 過去の歴史から現在の情勢まで詳しく解説をして下さり,国際法も含めた政治・外交への認識を深める事が出来ました。
- 今回の講演では,日本,そして外国の2つの視点から見ていたので,理解しやすかったです。
- 一つの問題を考えるにしてもいくつもの問題が付随しているのだと改めて感じ,外交の難しさ奥深さがよく分かりました。
- 私もそうですが,領土問題の知識が乏しい学生は多いと思います。今後もこのような講演を各地で行っていくことは関心を深めることにも繋がると思います。
- 新聞,ニュースでは中国・韓国における見解や,我が国の領土と主張するばかりで,何故双方の領土は日本のものなのかはあまり主張していないので,知ることが出来て良かったです。
- 外務省のHPに掲載されている"竹島-竹島を理解するための3つのポイント"では,何が問題とされ,現在どのような状況なのかということがとても理解しやすかったので,他の外交問題についても詳細に載せて頂けると,より興味が抱けると思います。
- テレビやニュースなどで多く取り上げられていて,情報が多く,何が正しい情報か分からなくなっていた中,このような形で外交講座として正しい知識を得ることが出来,よかった。
- 実際に質問が出来,答えを頂けることが何よりも有意義だと感じます。
- ご自身が外務省に入るきっかけを語って頂いたので,(女性の方ということもあり)身近な体験として聞くことが出来ました。
- 実際に現役で国際舞台でご活躍されている同じ女性の久賀先生の姿を拝見して,外務省への憧れと興味を強く持った。
- 個人的に通訳(会議通訳)に興味を持っており,外交官の役割として実際に存在することを実感でき,とてもうれしかったです。もっと詳しい情報を知りたいと感じました。
- 外務省でのお仕事といっても,担当の分野をずっと持つわけではなく,オールマイティな知識と臨機応変さが必要なのだと感じました。