平成24年度(2012年度)外交講座 開催報告
平成24年10月31日
―南山大学―
平成24年10月31日(水曜日),南山大学に榎下健司 政策企画室首席事務官を派遣し外交講座を行いました。
テーマ: 外交政策の立案・実施過程
講演内容:
- 対北朝鮮措置を例に取り,安保理決議等の文書に代表される「言葉」が,各国等の「行動」にどう結びつくかを,具体的に説明することで,外交政策の立案・実施過程を紹介。
- 外交に限らず,行政府・立法府に指示を出すのは国民であること,外交については,国民が直接実施する活動も重要であることを説明。
参加学生からの質問:
- 国民が行政府・立法府に指示を出す方法,又は政治に影響を及ぼす効果的な方法について
- 日台関係についての日本政府の考え方について
参加学生の感想:
- 日本にとっても身近事例での説明でしたので,理解しやすかったです。
- 日頃のメディアの発信では’結果’ばかりに重点を置きがちだと思うので,実際の現場の方から’過程’のお話しを聞けるのは良いと思います。
- 外務省はとても活動的な省だという認識が強かったが,かなり事務的なこともしていて,外交は忍耐だと思った。
- 国民である我々の声も外交や政治にとっては少なからず影響力を持つものだという認識を深められた。
- 「言葉」や「人間関係」というのが外交の上でも大切であることがあらためて理解できた。
- 1年生の時から外交講座を聴かせて頂いています。日本が外交をする上でどんな準備をしているのかを知ることが出来て本当にためになりました。
- 外務省の職員として国の仕事に直接携わっている人の話を聞くことは,行政に興味のある人にとってはとても良い刺激になったと思うし,それほど関心が無かった私にとっても,とてもためになる話が聞けたので良かったです。