平成24年度(2012年度)外交講座 開催報告
平成24年6月27日-28日
―神戸大学大学院―
平成24年6月27日(水曜日),及び28日(木曜日)に神戸大学大学院(国際協力研究科)に岡野正敬 ロシア課長を派遣し外交講座を行いました。
テーマ: 第一部 「外交実務における国際訴訟の位置づけ」
第二部 「外交実務における国際法:守る国際法から使う国際法へ」
講演内容:
- 第一部 外交実務において国際訴訟がどのように位置づけられているのか,事例を用いて話しました
- 第二部 外交の中で法の支配がどのような役割を果たすかを説明しました
参加学生からの質問:
- 国際法は無視されるだけではないか
- 提訴された後に行うべき作業は何か
- わざわざ国際訴訟をしなくても国際法を武器として使うことが出来るのではないか
参加学生の感想:
- 実務家の方からの意見を聞き,本の中での世界から一歩出た世界を垣間見ることが出来た。
- 国益や比較優位についてじっくり考えたことがあまりなかったので,日本の強みがこんなにあるんだと思ったら,なんだか誇らしくなりました。
- 各国の日本に対する印象や先生自身の考え,外交官としての生活など教科書には載らない貴重なお話を聞けて,外交を身近なものに感じられました。
- ここまで日本のこと,世界のことなどを考えていらっしゃるのかと,実務家の方の仕事ぶりについて好印象を持ちました。
- ご自身の仕事を本当に楽しそうに語ってらっしゃったので,そこまで生き甲斐を持てる仕事はうらやましいと思いました。