平成24年度(2012年度)外交講座 開催報告
平成24年6月26日
―神戸大学―
平成24年6月26日(火曜日),神戸大学(経済学部)に吉田昌弘 経済局国際経済課首席事務官を派遣し外交講座を行いました。
テーマ: EU東方拡大と日EU関係
講演内容:
- EUの統合深化と拡大
- 中東欧諸国の経済発展
- 欧州債務危機
- 日EU関係(EPA)
参加学生からの質問:
- ギリシャのユーロ離脱の可能性,同国での銀行からの預金流出
- エネルギー安全保障での外務省の関わり など
参加学生の感想:
- EU金融危機がタイムリーな話題だったので興味深かった。
- 大学の講義だと「過去」についての講義が中心となるので,現代の日本の世界に対するあり方を説明していただけるのは有意義。
- EUの問題点についての説明は興味深かったです。
- 経営学部なので,外交講座でEU等の状況を聞いて,投資や生産の方に関心をもちました。
- 非常に詳しく日EU関係についてお話しいただきましたが,外務省の動きが今ひとつ見えなかったことが残念でした。
- 外交は年月を必要とし,その間に世界情勢は変化するので,外務省の方々の仕事の大変さを感じた。また,常に国内外に目を向け,日本のことを考えられている外務省の皆さんの仕事はすばらしいものだと感じた。
- 企業単位でも外国との距離が近くなっているので,「外交講座」は社会人になるにあたっての知識として役に立つと思います。一人でも多くの人々に外交に関する知識を広めることは,今後の日本にとって有意義なものになると思います。
- 将来,日中関係をより良くする為のことをやりたいと考えています。中国人と話すと日本の外交に関して悪い意見を言う人が多く,自分の勉強不足から何も言えず苦しい経験をしました。それ故,どのようなことを行っているかを聞きたかった,というより,自分が外務省に入って知りたいなと感じました。