平成24年度(2012年度)外交講座 開催報告
平成24年6月4日
―獨協大学―
平成24年6月4日(月曜日),獨協大学に谷内一智 生物・化学兵器禁止条約室首席事務官を派遣し外交講座を行いました。
テーマ: 生物兵器とテロ対策(バイオ・セキュリティ)
講演内容:
- 生物兵器とは何かについての解説,歴史的経緯
- 生物兵器禁止条約の内容及び運用の実態,課題か
- 第7回BWC運用検討会議の概要
- 上記に加え,「外交という仕事」,「わかる!国際情勢」,「国際機関人事センタ
ーパンフレット」を紹介すると共に,海外留学の意義についても説明
参加学生からの質問:
- BWCと化学兵器禁止条約の成立過程の違い
- BWCの検証制度成立の見込み
- 外交官として交渉・会議にあたって,どのような意気込みを持っているか
- 実際に生物兵器が使われたらどうするのか 等
参加学生の感想:
- 人口密度の高い日本では,生物兵器や化学兵器のテロは大きな脅威であり,世界でも危機感が高いと言うことがよく分かりました。
- 今まで,外務省に「生物・化学兵器禁止条約」を扱う部署があることを知りませんでした。(複数)
- 生物兵器は聞き慣れないものでしたが,核兵器と同等の被害をもたらすと知り,驚きました。
- 実際に外交の最前線で働いている方の講座なので,内容が深く,良い刺激になった。
- 難しく捉えがちな問題をわかりやすく説明して頂き理解することができました。
- 人にも様々な考えの人がいるように,国同士でも様々な考えを持った人がいる。その考えをいかに両者にとって良い方向へ持って行くかが外務省の仕事だと聞いたときに大変感銘を受けた。
- 普段普通に聞くことができない話を聞き,それに対して質問ができるのはとても有意義であり,自分のものにできるものだと思う。
- 日本の安全は外務省に守られているという意識が強くなりました。
- 講師の仕事にも興味がわきました。