
第458回外務人事審議会議事概要
(在勤手当関連部分)
副幹事より、在勤手当の予算要求額等について説明し、委員からは概要以下のとおりコメントがなされた。(括弧内は副幹事の発言。)
- 配偶者手当が基本手当の2割支給となっているのに予算額はなぜ基本手当の2割ではないのか(実際には独身者も単身者もおり全ての職員が配偶者を伴うわけではないので、実績を踏まえて算出している。)。
- ワシントンでは東京を100として生計費指数が119と割高となるとの説明であったが、任地によっては東京より生活費は安いのではないのか。(任地の物価が安くても、日本人駐在員の生計費としては割高となる場合が多い。)
- 最近は円高になっているのではないか。それよりもここ数年で治安が悪くなっている任地で安全のための経費が上昇しているのではないか。
- 為替・物価の完全反映というのはあたりまえの話である。但し、それを言うと円高になったら手当を減額することになる。
- 配偶者手当についてであるが、国内にはこの手当に相当するものはあるのか。(国内では扶養手当が支給されるが配偶者手当に相当するものはない。)昨今職業を持つ夫人も増えていると思うが、もともとの趣旨は配偶者の外交活動への貢献に対するものではないのか。(配偶者手当は、配偶者を伴うことによる追加的な経費に充当するものである。)