
山花外務大臣政務官の米国・ハイチ訪問について
平成23年5月17日
山花外務大臣政務官は,5月12日(木曜日)から17日(火曜日)にかけて米国及びハイチを訪問したところ,概要次のとおり。
1.主な会談等
(1)米国
- 5月12日
- 中南米諸国国連常駐代表との懇談,エイモス人道問題担当国連事務次長との会談,日系企業関係者との懇談
(2)ハイチ
- 5月13日
- ミュレ国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)特別代表との会談,マルテリー新大統領との会談,我が国NGO活動視察,プレヴァル大統領主催レセプション出席等
- 5月14日
- 新大統領就任式典及び記念行事,同大統領主催レセプション出席,自衛隊宿営地視察
- 5月15日
- レオガン視察
2.成果
(1)米国
- (ア)中南米諸国国連常駐代表との意見交換では,東日本大震災に際しての中南米諸国からの支援に謝意を伝えたほか,我が国農産品の安全性を説明。また,中南米諸国との間で,現在の良好な二国間関係を強化していくことで一致し,安保理改革及び気候変動等の国際場裡での協力についても意見を交換。
- (イ)エイモス人道問題担当国連事務次長と会談を行い,東日本大震災に際してのOCHAによる支援に謝意を伝えたほか,被災地の復旧・復興について意見を交換。また,防災対策について今後の連携を確認。
エイモス人道問題担当国連事務次長との会談
- (ウ)米州及び中南米を統括する駐ニューヨーク日本企業関係者と懇談。
(2)ハイチ
- (ア)ミュレ国連ハイチ安定化ミッション特別代表と会談を行い,東日本大震災に対するお見舞いに対し,謝意を伝達。我が国自衛隊施設部隊に対する高い評価に対し,我が国自衛隊部隊の活動を誇りに思う旨発言。また,同ミッションの活動について意見を交換。
ミュレ国連ハイチ安定化ミッション特別代表との会談
- (イ)マルテリー新大統領と会談を行い,新大統領就任への祝意を伝達するとともに,両国は震災からの復興という共通の課題に対し,国際社会と連携しながら取り組むことの重要性を確認。また,我が国の自衛隊施設部隊の派遣のほか,総額約1億ドルの対ハイチ復興支援について説明。
マルテリー大統領との会談
- (ウ)大統領就任式に出席し,カナダ等の各国からの出席者と懇談を実施。東日本震災に際する各国からの支援に謝意を伝達するとともに,福島第一原発への対応,被災地の復旧・復興に向けての我が国の取組を説明。
- (エ)ハイチ国連安定化ミッション(MINUSTAH)に派遣中の自衛隊施設部隊宿営地を訪問し,自衛隊の活動について意見交換を行い,隊員に対して激励を行った。
自衛隊宿営地訪問
- (オ)そのほか,ハイチで活動する我が国NGOと意見交換を行ったほか,レオガンで長きにわたり医療活動に取り組む日本人シスターの活動及び我が国ODAによる給水事業を視察。