外務本省

宇野外務政務官の崔天凱中国外交部部長助理との会見

平成19年9月14日

 宇野外務政務官は、9月14日、午後2時45分から約45分間、中国外交部において崔天凱(さい てんがい)外交部部長助理と会見したところ、その概要以下のとおり。

  1. 宇野外務政務官より、本年は国交正常化35周年及び「日中文化・スポーツ交流年」であり、明15日に王府井で「お祭り in 北京」が、11月下旬には南京で「日本文化ウィーク」が開催される点に言及して、日中両国が「35周年」を前面に出して関係を発展させていくことが重要である旨述べた。崔部長助理より、文化交流は非常に重要である旨、本年は35周年という節目の年であり、未来に目を向け交流を強化していくことが重要である旨、両国関係の改善と発展は両国の利益に合致する旨述べた。
  2. 宇野外務政務官より、北朝鮮問題について、六者会合において北朝鮮の非核化に向けた動きを加速させるべく、関係各国と連携して引き続き努力していく旨、また、日朝関係も進展させたく、拉致問題を含め、中国側の協力をお願いしたい旨述べた。崔部長助理より、六者会合について、北朝鮮は前向きな姿勢を示しており、このチャンスをつかんで前に進めたい旨、また、拉致問題に対する日本国民、ご家族の感情を理解しており、解決に資することがあれば協力したい旨述べた。
  3. 宇野外務政務官より、東シナ海資源開発問題について、近く開催される局長級協議で目に見える進展が得られるよう中国側の積極的な対応を強く要請したい旨述べた。崔天凱部長助理より、解決の方向は定まっている旨、次回局長級協議では双方の望むような成果が得られるよう期待したい旨述べた。
  4. このほか、北京五輪や青少年交流等について意見交換が行われた。
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